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「就活、どうなるんですかね」
「それどころじゃないからねぇ……まあ、でもあんまり先延ばしにするのも良くないからね、すぐ再開するんじゃないかな」
 実際、サンボルが担当していた学生の見学も、この地震で全部キャンセルになった。4月から採用活動と言っても、今時期の就活生向けイベントが止まってしまえば、学生もさぞ大変だろう。
「他の会社はどうなってるですかね」
「さあ、でも少なくとも電機会社は装置の立ち上げとかあるし、しばらくはそれ系は延期じゃないかな」
 数年前と比べて明らかに厳しくなっている就職活動。
 それにしても、ほんの2年も前は自分が受ける側だったのかと思うと、なんだか不思議な気分になる。
「しかし、人を評価するってとても難しいことですね」
「そうだね、例えば、研究をやらされている学生は、やっぱりダメだね」
「やらされている?」
「先生から与えられたことで成果を出して、これが成果です、って。でも実際に君が考えたところは?オリジナルは?と聞いていくと、何にも残らなかったりね」
 なんだかよく聞く話だ。
「研究者に求められるのは与えられたことをやるのではなく、与えられたことに答えをだすことだからね。考えて、自発的に解決法を導くことだから」
 なるほど、と思いながら、いまの自分ができているか若干の疑問があった。
 自分が学生のときにできていたかと問われれば、おそらく、できていた。しかし、就職してからは学生のときよりも学ぶ量が多い分、忘れていたところもある。
「……すいません」
「はは、なんで謝るの」
 初心は忘れるなとはよく言う。自分の場合は零心だな、と苦笑いより苦いものを飲み込みながら、仕事場に戻ったのだった。

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 ちょっと敏感になりすぎてる感が無きにしもあらずだが、目に見えないものが怖いのはなかば本能だろう。
 その上、情報が不確かならなおさらだ。
 それを反映してか秋葉原の放射線測定器も完売したらしい。それを買って数値を見たところでどうするのか疑問なのだが。
「だから妻と子どもには外出禁止令を出してたよ」
「怖いですからね」
 電力削減要請にこたえるため、職場から追い出された帰りのバスの中では、そんな話で持ちきりだった。
 関西に実家がある人は家族をそっちに移したりしているらしい。なかには年度末の年休消化も含めて大阪に帰ってしまっている先輩もいる。だから朝に列車が空いているのかと、サンボルは朝の様子を思い浮かべた。
「そんなだからね、子どもに戦隊ものの雑誌買ってこいって言われちゃったよ」
「へえ……いまの戦隊って何代目なんですか?」
「それがね、記念すべき35代目でさ、なんと歴代のヒーローどれでも変身できるんだよ」
 サンボルはカーレンジャーとかジュウレンジャーあたりの世代だ。それらがまた見れるなら、正直そこだけ録画したい。しかし、借りてきた猫ならぬ借りてきたヒーローをかぶるなんて、なんともずるいヒーローだ、というのは口にしなかった。
「それは、まさかミキシンジャーとか」
「海賊戦隊ゴーカイジャーっていう名前だよ」
「海賊は……ワンピースにあやかってですかね」
 賊なのにヒーローなのか、という疑問は心でつぶやくだけ。いつでもヒーローは子どもに夢を与えなくてはならないのだから。
 というかレンジャーはいったいどこに行ってしまったのだろうか。
「うちのトイレには35代分のヒーローが載ってるポスターが貼ってあるよ」
「はは、それは壮観でしょうね」
「今度見てみると良いよ。日曜の朝にやってるから」
 子どものときは、どんな問題でもヒーローに頼めば助けてくれると思っていた。
 大人にとってのヒーローは、危険をかえりみず作業にあたっている、福島の作業員だろう。そう思って、冷たい北風の吹いてくる方向を見たのだった。

+++++
「もちろん、そっち優先でね、会社は全然休んでもいいから」
「ありがとうございます」
 人は人とのつながりの中で生きている、と思った。
 東北出身者はウチの職場ではめずらしく、その上、最近かなり岩手に帰っていてその都度お土産を持ってきてたものだから、職場の中でもサンボルが東北出身なのは知れ渡っていた。
 なので顔をあわせる人みんな心配してくれていた。
 そのなかでも上司がとても心配してくれていて、そんなことを言ってくれたのだった。
 歴代の名演説家でも椅子から転げ落ちそうな、結婚式でのあの素晴らしいスピーチをもらい、この人のためならどこまでも頑張れると思った、その上司。
 それでいてこんな気遣いをするのだから、正直、ずるいと思う。
 ラボで一目置かれながら、ルールに縛られず、ミスをしても盾になってかばってくれたりもしたこともあった。なのに明らかに怪しい理由で休んだりもする。人間味にあふれる人ほど味があるというものだ。
 はたして自分はこんな風になれるのだろうか、とサンボルは図々しくも自分がリーダーになったときのことを思い浮かべたりしていた。
 上は、いつまでもいるわけでは無い。いずれは自分が上になり、その下がまたいずれ上になる。それが、ずっと続いてきて、それで自分がいるのだ。
 なんだかただっ広い平原にいる気分になって、ふと気がついた。
 たぶん、なれる、と。
「いま計画停電でこんな状況だし、心配しなくて良いよ」
「はい」
 きっと一人ではない。自分の周りには支えてくれる多くの人がいるのだから。

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 強さにはいろんな強さがあるし、弱さにはいろんな弱さがある。
 こういうときの強さは鋼鉄よりは柳の木のようなもの、と思う。
 自分の親族にもまだ行方不明者がいる。
 心配の言葉には感謝しているし、心ない言葉へは気を向けていない。でも、言った人がどうこうとは思っていない。人も違えば考えも違う。心配する人が善人で心ない発言者が必ず極悪人というわけはない。そういうのに一喜一憂して発言者を非難すれば、それは一緒ではないのか。争いというのは恨みに対して恨みを返すものなのだから。
「休んじゃえばいいのに」
「そういうわけにもいかないって」
 冗談めかして言いながら、なんとなく、休もっかなと言ってくれるのをすこし期待していた。
 まあさすがに今日は行かなければならないか。
「列車、動いてるみたいだから」
「早めに帰ってくるんだよ。もしかしたら列車、止まっちゃうかもしれないし」
「たぶん早めに帰されると思うよ」
 そう言ってヨコは普段通り家を出て行った。
 実際、サンボルも心労からか体のあちこちが固くなっている。もしかしたら休業じゃなくても休んだかもしれないな、と首を回しながら思った。血縁でなくてもこれなんだ。きっと自分の母親とかだったら気を失ってしまうんじゃないだろうか。
 先日の大地震のあと、一昨日になってやっとほとんどの親族の無事が確認できた。
 それまでの土日はインターネットとテレビで何とか情報を得ようと必死だったし、あまり食欲もわかず、睡眠時間はいつもより多いはずなのに疲労が取れなかった。
 もっと自分は強いと思っていた。
 でもそれはいままで何も無かったときの自分から判断したものであって、やっぱりこういうもんなんだろうな、とも思う。
 しなやかな柳が一番強い。
 一人になった部屋に戻りながら、そんなことを思ったりしていた。

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ほえー。

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今日は休暇を取りました。

体調があんまり良くないですねえ。。
ここ数日、妹にメールしてるつもりが全然違う人でしたー(え
妹のアド変のときに間違ってその宛先の誰かを登録してたみたい(笑

いやーマジ焦った。。

どうりで妹からのメールに返信すると連絡取れるのに、
アドレス帳から送ると連絡取れないわけだ(汗

こわいね、文明の力(←

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昨日は妻と大江戸温泉に行ってきました(♪

あの台風の中(←
もう無謀としか考えられないよね...。

列車止まって帰って来れないかもなんてビクビクしてたけど、
いつも弱い京浜東北線が頑張ってくれたおかげで無事でした。

しかし、毎週行ってもいいよ。大江戸温泉(♪

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今日で10月最後。はや。

着実に時間は過ぎるものですねえ。
15℃ってこんな冷えるんだっけ?

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今日は殆どの時間、はんだ付けの作業してました。
しかしはんだ付けなんて中学校の技術以来だよ。。

いまはなんちゃって電気屋さんだけど、元々化学屋さんだからね。
はんだなんて使う機会無かったから。

「いまどきの子ははんだ出来ないんだね~」

いまどきかどうかはあまり関係ないと思うんですけどー。

「じゃあ髪が左側だけ長いからじゃない?」(ちょっ
「そんな視界変わりませんからっ」

ちなみに少しずつアシメ復活中。

+++++

今日は定時退社日(♪
いつも定時の俺には関係ないけどね。

友人と飲みに行ってきます~
バスでいびきかいてる人の呼吸が止まると
ドキドキする今日このごろ。

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今日は知財教育2日目。

午後は完全に落ちてました(←
2列目で思いっきり睡眠学習。

といっても「あら勉強熱心ね」なんて言われるはずもなく。

最近、気絶しそうなくらいの眠気に襲われることが多く、
気が付くと時が進んでるって感じ(ひとりタイムスリップだね←

栄養足んないのかなあ。。

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友人からでっかい梨を貰いました(♪

「それメロン?」

って言われるくらいな梨です(笑
美味しく頂こう。
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